仏壇の材質について。今回は芯材についてお話ししたいと思います。材質の重要点である主材の工法のしかたが品質に大きく影響するということは先述しましたが、その主材の大もととなる芯材というものにも、更に隠された秘密がありました。
芯材には大きく分けて3つあります。「総無垢」「木材」「圧縮ボード」です。この中でどれが一番高級かといえば、もちろん「総無垢」です。総無垢は、原木を使っての練りつけを行わないため最も高級です。これには高い銘木がたくさん必要だという点と、素材の割れや狂いが生じやすいという要因から、職人の高度な技術を必要とされるため、金額もはねあがるということです。
これに対し、原木を使わず細かい木片を寄せ集めて作る「集成材」はたいへん安価になります。さらには、木材を全く使わず紙などを圧縮して固めた「圧縮ボード」などにおいてはかなり金額としては手ごろになるのではないでしょうか。
家を建てるのに集成材や圧縮ボードばかりで作れば、湿気や気温の変化に対応しづらい家が出来上がりますよね。それと同じで、仏壇の場合にも合成材を使うと湿気や衝撃に弱いものが出来上がるのです。また、接着剤にホルムアルデヒドなどの有害物質を使っていないかを注意する必要があります。
木材の素材には、昔から黒檀や紫檀が定評がありましたが、最近はウォールナット(北米産くるみ科の広葉樹)などは色味もしっとりと落ち着いていて木目の美しさにも人気が高いそうです。仏壇は高級なものではやはり50〜100万円もします。しかし実際に仏壇にかける金額としては30〜60万円が相場のようですがそれでも安い買い物ではないものです。長く置くものですから、家を買うのと同じく、知識を増やしてじっくり考えるべき買い物ですね。