ご臨終からお通夜まで

ご家族がご臨終を迎え、医師などが死亡診断をした後にご遺体を清める作業を真っ先に行います。これを「清拭(せいしき)」「湯灌(ゆかん)」と呼びますが、一般的には「湯灌」という名称がよく使われています。

湯灌が終わったら、目と口を閉じさせ、故人の最後を美しく飾れるよう、お身内の方々で丁寧に死化粧をしてあげて下さい。 死化粧ができたら衣服を着替えさせます。ご遺体に着せるのは、「死装束」といい、あの世への旅立ちの意味をこめた衣装です。ただし、死装束は仏教での習わしですので、キリスト教式の場合は、カトリックでもプロテスタントでも、特に決まった決まりはなく、故人の好きだった服を着させてあげればいいでしょう。

すべて整いましたら、遺体は北枕になるよう寝かせるのが習わしですが、現在では北枕にこだわる必要はありませんので、ご遺体を安置できるスペースのある場所でかまいません。ご自宅に安置する場所がない場合は、葬儀が行われる会場に直接運び込んで、以上のような準備をする場合も最近では多くなっています。

葬儀・告別式に先立ち、亡くなった日かその翌日の夕刻、お通夜が営まれるのが一般的です。自宅でお通夜を行う場合には、準備がそれなりにかかりますので、祭壇を設置する場所と通夜の部屋をまず先に決めてしまいましょう。

場所が決まりましたら、弔問客の出入りが多くなる前に家の中を整理整頓しておきましょう。神棚がある場合には封じ、仏壇を閉めておきます。遺影として使用する写真は、ご遺族が好きなものを用意するか、故人が生前気に入っていた写真にしましょう。 お部屋に余裕があれば、弔問客の控え室や通夜振る舞いをする部屋も別途用意しておいた方がお通夜の流れがスムーズとなります。

お通夜に際し用意するのは、受付台の設置となります。受付は門の外か玄関前や庭先などが適しています。受付台には、弔問客の記帳簿と香典帳、筆記用具や名刺受けなどを用意します。玄関先には、「忌中」の札を張り、不幸があったことを告げます。弔問客が道に迷われないよう、ポイント毎に道案内の手配もしておきます。

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