香典袋

水引きの結び方についてのお話です。水引きの基本的な結び方は大きく分けて2種類、硬く結んだ形の「結び切り」と、ゆるく結んだ結び目の「あわじ結び」があります。

これにはちゃんと意味があり、「結び切り」には「繰り返さない」「一度で終わる」という意味があるため、葬儀やお見舞いで多く使われる結び方ですが、結婚のお祝いなどにも、二度目がないようにとの祈りを込めて、赤白の結び切りの水引きで使われたりします。一方、「あわじ結び」は、実はこれも結び切りと同じ種類になるので慶事・弔事両方に使われます。

一般的に多く売られているのはこのタイプがほとんどですね。これは結び目がゆるく結ばれていますが、両方の端を持って引っ張ればさらに強く結ばれるということから「末永くつきあう」という意味があるのです。お寺とのご縁をこれからも永くという思いを込めてお布施などにも使われたりします。

そのほか、慶事の場合には蝶結びの水引もよく目にしますね。これは何度でも結び直すことができるので、「何度あっても良い」という意味で使われます。心付けや寺院の行事などにも使われます。香典袋は多くの種類が売られていますが、5000円くらいまでの場合は水引が印刷されたシンプルなものでも失礼にならないようです。3万円くらいまでなら黒白か双銀7〜10本。3万円以上なら双銀10本以上で和紙がしっかりした作りのものを選びます。

さて、香典袋の表書きに迷うことはないですか?「御香奠」と「御香典」の使い分けはどうでしょう。基本的には同じ読み方をしますし同じ意味なのですが、実は「奠」の文字には「供物」などの意味があるのです。ですから「御香奠」と書いた場合には「線香の代わりにお供えする」という意味になり、本来は目上・目下に関わらず「御香典」ではなく「御香奠」と書くのが正式なのだそうです。しかし「奠」の漢字は常用漢字ではなく、あまり使われることのない漢字となったため「香典」と書く事が多くなったというわけだそうです。 そのためか年配の方には「御香奠」と書く人が多いようですね。

表書きを書くときは毛筆または筆ペンで姓名をていねいに読みやすく書きます。表書きは上部の中央に、自分の姓名は下部の中央に書きます。慶事では濃い黒の墨色で書き、弔事では悲しみの心を表すために薄く書くのが習わしとされています。

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